チャツボミゴケ公園を散策  2016/5/8


チャツボミゴケ群生地(レンゲツツジが咲くのは5月中旬過ぎ)
川の水は真っ白

褐鉄鉱(かってっこう)

 ネットや印刷物で見ているから、それで充分だと思ったら大間違い。現地に行って、見て、風を感じて、歩いてみなければわからない事もたくさんあります。
 平成28年5月8日(日)、硫黄臭がするチャツボミゴケ公園に立ち、「穴地獄」の説明(動物が落ちると出られなくなって死んでしまう)を読んでから見たら、『こりゃあほんとに地獄かも』と思いました。
 自然の偉大さと、その自然を守りつつ活用する人間の知恵。群生地は木道がしっかり整備されています。この木道は弊社で設計・施工管理しました。とても歩きやすいです。是非見に行ってほしい場所です。

チャツボミゴケ公園は昔から公園だったわけではなく、もとは昭和19年操業開始の「群馬鉄山」という国内第2位の生産量を誇る鉱山でした。
最盛期は2,000人以上が従事しており、採掘された鉄鋼石を運搬するために、現在のJR吾妻線が渋川駅から長野原草津口駅を経由し、太子駅(現在は廃駅)まで敷設されていました。
昭和41年の閉山後は、日本鋼管(株)の保養所になり、平成24年からは中之条町が管理しています。
チャツボミゴケは強酸性の鉱泉に育つ珍しい苔で、平成25年に群馬県の天然記念物に指定され、さらに平成27年には、芳ヶ平湿地群の一部としてラムサール条約に登録されました。


写真・文/小嶋