みちのおくの芸術祭  2016/9/16

 ここ数年、自治体が経済効果を期待して芸術祭開催を支援しているためか、日本中で芸術祭が流行っていますね。毎年、大きな芸術祭に行ってみたいなぁと思っていましたが、今年は勇気を出して、平成28年9月16日〜18日、「山形ビエンナーレ2016」に行ってきました。
 山形ビエンナーレは、東北芸術工科大学が主催する芸術祭で、今回も芸術監督は絵本作家の荒井良二さん。アートだけではなく「文学」「ファッション」「伝承野菜」「手仕事」「音楽」など、内容はもりだくさん。市民(子どもを含む)とアーティストの共同制作や、歴史的建造物での展示、手仕事伝承の取組みなど、山形の奥深さに驚きました。

旧西村写真館 書家「華雪」の作品。「安」。 国重要文化財「文翔館」
ビエンナーレのパンフレット 「文翔館」は全てが美しい 伝承野菜農家「森の家」ご夫妻

 旅の初日は、山形駅に着くなりスマホ故障(ディスプレイの一部がタッチ反応しない)でドコモに駆け込み、その後アカオニさんにお世話になり、マウスを使ってのスマホ操作でしのげるようになりました。夕方近くになってやっとメイン会場「文翔館」をまわり、夜は「BOTA coffee」で入場整理券を並んでGETし、ドキュメンタリー映画を観ました。スマホ故障と歩き回って疲れたせいで、上映後のアフタートークは退席しました。せっかく入場したのに残念でしたが、ネットでも買えない本をこの店で購入できたので、満足でした。
 2日目は「山形まなび館」「最上義光歴史館」「山形城」「山形市郷土館」を見学した後、「文翔館」の庭で、山の手仕事体験(アケビのツルで小物作り)をしました。けっこう大変な作業で、アケビの篭が高価な理由も納得しました。夕方から雨になったので、屋台の夕飯には行かずホテルに引き上げました。
 3日目は朝から雨。朝食をしっかり食べてもパワーは出なくて、早々に帰宅しました。
帰宅してから、日本画家:三瀬夏之介さんの作品を見なかったこと、詩人:和合亮一さんに会えるチャンスを逃したことを思い出し、苦笑い。でも、山伏の坂本大三郎さん、ブックカフェのナカムラクニオさん、監督の荒井良二さんを間近で見ることができたこと、国の重要文化財の建物に入れたこと、おいしいご飯と野菜をたくさん食べられたこと、山形新幹線から見える景色に感動したことなどを思い出し、ひとり旅で緊張したけれど、なかなか楽しい旅でした。
子どもが笑えば、大人も笑う・・・物語があふれる山形ビエンナーレでした。


写真・文/小嶋